BLOG
2019.11.19
感覚過敏と鈍麻と再開発
by 真木 早希
このごろ興味関心を寄せているテーマのひとつが、「感覚」だ。感覚、とひと言で表しても、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚と5つもあるし、超越的な感覚、いわゆるシックス・センスなんてのもある。 とはいっても、これらが定義されたのは…
2019.11.20
言語が存在しない世界と、希望的観測における超感覚
言葉のない世界、というのをよく考える。普段言葉とされるもの、すなわち意味を有する記号は、すべて音に帰し電波を発する世界であるが、それがなかったとしたら? つまりこんな世界だ。 ……人々の口から出るのは、「あ…
2019.12.12
楽器演奏というメンドーな運動行為について
人類最古の楽器は、約4万年前に作られたフルートっぽい笛らしい。 素材はマンモスの牙や、ハゲワシの骨など。 こういったものを作っては「音を奏でる」ことにより、頭脳的にも文化的にも長けた現生人類=ホモ・サピエンスは、ネアンデ…
2019.07.03
語ること(ステートメント)
by 大橋 鉄郎
2019年5月3日から6月15日(延長して28日)まで個展をした。その展示にステートメントを置かなかったので、今ここで語ってみる。 緩やかなつながり 僕の興味は必ずしも一つではなく、一つに絞ることも出来ない。まるでベン図…
2020.05.10
作品の要素
作品の構成する要素を考え、作品としての強度とその良し悪しの判断の材料とする。 造形としての好みは一旦置いておいて、作者の動機を元に考えてみると ノリ 論考 ジャーナリズム が大小の円としてベン図のように重なっているよう…
しばらくXのアプリを消してブラウザ経由で見ていたけど、最近好きなアカウントの投稿通知を受け取るためにインストールし直した。私は「水は低きに流れ、人の心もまた低きに流れる」という孟子のお言葉(を元とした格言)の通り、また漫…
北海道立近代美術館で開催されていた「星の瞬間」についての感想です。 本展は、北海道にゆかりのある美術館の収蔵作品と、北海道の現代作家がコラボレーションするという趣旨の展覧会でした。しかし、その前提を真正面から達成できてい…
BLOG,童貞
君は童貞だろう。ちっとも美しい童貞じゃない。女にもモテず、商売女を買う勇気も持てない。それだけのことだ。君が童貞同士で付き合おうと思って俺に話しかけようってんなら、それは間違っているぜ。俺の童貞脱却の顛末を話してやろう。…
漫画(アニメ)『ダンダダン』の冒頭で描かれる性描写の不快さについて、未成年の女性に対する性暴力のコミカル化という批判が挙がり、それに対して「女性が機嫌を損ねている」という意見が出てきて対立している。 私もその不快感に同意…
ピースシリーズと呼んでいる私の絵に対して彫刻家の丸山太郎くんが「童貞っぽいよね」と言ったことから、わたしたちの「童貞とはなにか」についての考察が始まりました。今回この場を借りて、私の中にもある男性性とその暴力性について、…
童貞、というとマイナスなイメージがつきまとっています。 「女性との肉体的経験がない」からはじまり、「⚪︎⚪︎童貞」といったように、何か未体験なことへの蔑称あるいは自虐としても使われます。 男性にとって「童貞…
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