BLOG 2022.09.09

なんとなくオーストリアまで来たわけだけど〜ウィーン紀行1

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今この文章をオーストリア・ウィーンで書いています。

 

なんでウィーンなのか?

それは長くなるので別記しますが、とりあえず今は3日目。

あと360日ぐらい滞在します。

つまり約1年間。

 

今の心情を一言で表すと、「なにしてるんだろう……オレ」。

ホームシックとかではありません。

得体の知れない虚無感が襲って来るのです、なぜか。

まったくテンションが上がりません。

単なる旅行ではないからでしょうか。

 

今はホテルアパートメントに滞在していますが、これから本格的なアパートに引っ越せねばなりません。

そこで色々やらねばならないこと……契約、住民登録、近所付き合い、ゴミの細かい整理……もうそんなのが億劫なのです。

 

ウィーンは世界一住みやすい都市だと評価されています。(東京、大阪は一応10位圏内)

が、今の所、住みやすいとは全く思いません!

部外者からしたら、電車に乗るのも一苦労するし、トイレもコンビニもエアコンもないし、生活必需品をひとつ買うにも疲れてしまいます。

 

ま、これもヤーパン(日本)という超絶サービス大国からやってきた甘えかも知れません。

……そうです、甘えていたのです!私は!

 

ウィーンに来たのも、そんな甘ったれから少しでも脱却したかったのもあります。

本当はロンドンが良かったんですけどね(←これも甘えっぽい……)。

ウィーンという街

ヨーロッパ全般に言えることですが、街並みはキレイです。

あと人がフレンドリーで良い感じ。

カフェや飲み屋とか行ったら、だいたい話が盛り上がります(そして自分の語学力の無さを痛感する……)

あとコロナ云々だからといって、マスクをしている人はまずいません。

マスクを着けるといったら電車内ぐらいです。

ま、これもヨーロッパ全般に言えることでしょうが。

幸せですよ、マスクなんざ着けない生活。というかこれがありのままの人間の姿です。

本来、オーストリアではマスクを着けることは法律で禁止されているのですしね。

どこぞの国では、炎天下の中でもマスクをしている

なんてことを飲み屋で話したら、思いっきり引かれました。

とりあえず好きな音楽流しておけ!

ところで、ウィーンの宿についてから、極度な緊張状態にあった私は、さっそく『THE IDOLM@STER』の曲をかけまくりました。

なんでアイマスなのかは分かりません。

ただ、モーツァルトやベートーベンを聴く気にならなかったのは確かです。

 

ウィーンではアイマスの曲が味噌汁のごとく身体に染みる……こんな経験した人、私以外に知りません。

そういえば、ウィーンに日本人はどれぐらい居るのでしょう?

アジア系を目にすることはたまーにありますが、大体中国系です。

なので異人感満載で街を闊歩することができます。

日本にいる外国人の逆視点が味わえるのですよ。

今の所、ストレスになったことはありません。自意識の問題です。

帰国したらどうなるんだろう……?

滞在が終わって、日本に帰ったら、そりゃ感覚が変わるでしょう。

まず、コンビニのありがたさに耽ると思います……そして同時に、「甘ったれてるな!」とか思っちゃうんだろうな。

イヤなのです、海外経験のある人間が帰ってきた途端、自分の国を見下すようになるのって。

田舎モン丸出しじゃないですか。

 

でも、しょうがないなとも思ったり。

だって、世界一のサービス大国ですし、お客様は神様だし、場の空気を信仰するし……。

そんな国、日本以外にあったら教えて欲しいです。

 

だから、「日本とは何か?」を逆説的に模索する滞在になるかと思います。

それって一生続くテーマかも知れませんが。